家計簿のススメ。お金が貯まる超簡単なたった一つの基本的な習慣

家計簿
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最近異常に想定外の出費が重なって赤字続きのMurabitoですが皆様潤いたりていますか?

さて、さらっと「赤字」と言ってみましたが、読者の皆様はご自身の先月の収支が黒字か赤字か、そしてその収支が大体いくら位だったかご存知ですか?

先月のご自身の収支が大体いくらか把握できていない方は、貯蓄など考えてはいるけども実行に移せていない、または実行に移しても長期に渡って継続できなかったり、貯蓄額がご自身が想定していたよりもイマイチだったりしていませんか?

そんなあなたへの超絶簡単で基本的だけど、「貯蓄」に絶大な効果を発揮する習慣、「家計簿」を今更ですが改めてオススメします。
ちなみに家計簿はやったことあるけど、いつも長続きしないって人はきっと間違った方法で実施しているから、続かないのです。

私が新入社員の時に「一文無し、借金270万強(笑)」の状態から3年で「無理なく楽々借金完済、貯金200万」の状況にした時にも大活躍した超絶簡単な家計簿のつけ方を参考に今回は家計簿をつける事をお勧めしたいと思います。

目次

なぜ家計簿をつけるのか

それではまずは家計簿とは何でしょうか?

辞書で調べて見ると「一家の収入・支出など家計費を記入する帳簿。」と出てきました。

この記載が全てです。つまり家計簿とは収入と支出を把握するためにつけるのです。

ですが家計簿を始めるものの、いつも長続きしない人はこの「何のために実施するのか」がズレている、または本当の意味を理解していないから長続きしないのです。

あくまでも収支がわかればいいのです。

ところで収入と支出(収支)とは何でしょうか?

収入はお給料などで入ってくるお金、支出とは消費して出て行くお金。
つまり収支とは「お金の流れのデータ」です。

この毎月のお金の流れのデータを把握するために家計簿をつけるのです。

ではなぜデータを把握するのでしょうか?

それはデータを把握して、あなたの財政状況を見える化することにより、「今月は支出が多めかな」とか「今月は多く貯金できた」などの状況を肌の感覚として捉えるためです。

お金の流れをリアルタイムであなた自身の感覚で把握できる様になると、自分自身の意志で「お金を使いすぎたので支出を抑える」という行動を初めて取れる様になります。この自分自身の金銭感覚のバランスをつけることが家計簿をつけることの最終目標と考えてもらって構いません。

家計簿とはお金が貯まる習慣の基礎中の基礎

Web上ではしばしば、株式、投資、FX、仮想通貨などの金融商品の情報が氾濫しています。そしてそれらは言葉巧みにあなたに「儲け話」を持ちかけてくることでしょう。

しかし、冷静になってください。まだ家計簿もつけていない人は、金融商品を売りたい人から見たら「鴨がネギどころか、鍋もガスコンロも出汁もその他の具材も全てかついでやってきた」状態です。

私自身、株も投資信託も仮想通貨投機も何でもやっている立場ですので、お金の運用は是非ともやるべきだと考えています。

しかし、例えば先月の化粧品代、飲食代、接待費が収入の何パーセントを占めているのか把握してない様な方にとっては完全に次のステップです。もし、自分の財務状況を把握しないで勧められるがままに金融商品に投資を試みても、日々の生活がカツカツになって長続きせず、短期的に損失を出してしまうだけでしょう。まさに「ご利用は計画的に」ですね。

ですのでご利用を計画的に実施するためにも、運用等の話はまずは自分の財務状況を把握した後の話です。

まずはお金の流れ・収支のバランス感覚を持つこと先決です。

すでにお金の流れ・収支のバランス感覚を持っている方にはこちらの記事がお勧めです。

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ちなみにお金を貯めるってことは、仕事のやり方と同じなんですよね。私は仕事できない筆頭ですので新人の頃、しばしば先輩から指導されましたが、仕事をする際は仕事の棚卸しをして、しなければならない事項をリスト化などして見える化し、納期から逆算してマイルストーンを決めて実施していく。

お金を貯めることも一緒です。

まずは現状を把握することから始めて仕事みたいにPDCAサイクルを回していくのです。

  1. 収支のバランス感覚をつけてまずは現状を把握する。
  2. 貯蓄の目標額と期日を設定し、毎月いくら貯金すれば目標を達成できるか計算する。
  3. 貯金を実行してみる。
  4. 定期的に設定した貯金額や収支を見直して無理のない改善をする
  5. 上記の繰り返し

しばしばお金についての本を読むと必ずと言っても良い程出てくる、支出を「消費、浪費、投資」の3つに分類し、より自身にとって価値のある事にお金を使い、無意味な支出(浪費)を減らすという王道な方法がありますが、これも収支の現状を把握して初めてできる事です。

上記のサイクルをしばらく実施してみると、今度はライフイベント(人生)での支出を想定できる様になり、将来、結婚、出産、車の購入、マイホームの購入(ローンの設定)、子供の教育費用、親の介護費用、老後に必要な貯金額などを想定できる様になります。これは適当にエクセル表か何かに毎年の年収を設定して、将来人生で発生しうる支出を想定してザックリ入れる事で、今後の人生で必要なお金を見える化するの役立ちます

これをやると結構将来について絶望に打ちひしがれるのですが、早めにやればやるほど、「貯蓄」や「浪費の削減」に対してより行動的になれますので、家計簿つける習慣がついた人には是非ともオススメです。見えていなかった具体的に直面している、今そこにある危機を認識するのはとても重要な事です

つまり要約すると、お金の流れ・収支のバランス感覚を持つことはお金を貯めて増やしていく上での必須事項であり、同時にお金を増やす方法の全てに通ずるスタートラインでもあるのです。

適切な家計簿のつけ方

まず最初に「間違った家計簿」について説明します。

それは何もかもキッチリ、細かくつけた家計簿です。

金勘定です。もちろん細かい事は悪い事ではないでしょう。しかし、こと「お金の流れを把握する」という目標を達成するにあたり、1円単位でキッチリ家計簿をつける事に何の意味もありません。というか、むしろ労力の無駄遣いです。

ではお金の流れを把握するための家計簿とはどの様な家計簿でしょうか?

それは適当でざっくりつけた、最低限の大まかな流れがわかればいい程度の家計簿です。

例えばですが、細々と多くの物を購入する習慣がある人は正直全部を把握するのは大変でしょう。なので少しぐらいの「漏れ」があっても気にしない事がコツです。

もちろん、「漏れ」だらけでスッカスカの内容ではお金の流れを把握することはできませんので論外ですが、自動販売機で買ったジュースとかが2〜3つ程度、ちょっとぐらいの申告漏れがあっても大まかな支出・収入が把握できるレベルなら問題ないのです。

そして家計簿も今どきはスマートフォンのアプリ、エクセル表だったり、Googleのスプレッドシートでも良いでしょうし、普通の紙のメモ帳、100円均一で売ってる家計簿でもいいでしょう。とにかく自分が使い易くてモチベーションが維持できれば何だって良いのです。

私個人は紙媒体もエクセル表もスマホアプリも色々と使ってみましたが、現在は「マネーフォーワード」という無料版アプリを使用しています。ただし、これもアップデート等で使い易さが改悪する場合もあるので、今後ずっと使用するかどうかはわかりません。

具体的な方法

ぶっちゃけ、人によりけりですが、家計簿をつける方法は大きく2パターンあります。
それは「消費行動の都度つける方法」とレシートやメモをとっておいて1週間後とかに「後でまとめてつける方法」です。

どちらが良いというよりは、どちらが貴方自身に合っているかなので、どちらも試して見ることをお勧めします。

消費行動の都度つける方法

都度つける場合、メリットとして、漏れが少ない、溜め込んだレシートで財布がパンパンにならない、レシートをもらえない場合に一喜一憂する必要が無い、などがあります。

デメリットとしては、常に家計簿をつけれる状態、つまり家計簿を携帯する必要がある点です。
しかし、このデメリットはスマホ全盛期で家計簿アプリが山程ある現代では、大きなデメリットにはならないでしょう。

後でまとめてつける方法

後でまとめてつける場合、メリットとして、購入時にいちいち家計簿をつけなきゃ!って意識する必要が無いこと、そしてある程度まとめて実施できるため、効率的に実施する事ができる点です。

デメリットとしては、レシートをもらえない場合にメモする事を気にかけたり、レシートで財布がパンパンになる事。そして何よりも後でまとめて実施する事が億劫になる事です。

どちらも、人によって向き不向きがあると思いますので、自分にあった最善の方法で実施してみてください。

私個人はどちらも実践した結果、スマートフォンがある現在では「消費行動の都度つける方法」で実践しています。後でまとめて実施するのは、量が溜まってくると本当に気力が必要になるので、後でつける事が面倒に感じる様になり、継続する事が困難になったからです。

数字が増える事を楽しむ

結構、病的です。しかし、家計簿をつけていて、毎月の貯蓄額が把握できて、貯蓄額の桁(けた)が増えて行くのを見るのは正直、何とも言えない快感があります(病気ですね、はい)。

こうなってくれば儲け物、気がつけば、無理をしない程度の貯金の鬼になっている事でしょう。この状態になれば、もう意識をしなくとも家計簿を継続してつける事は容易くなっている事でしょう。

家計簿のススメ。

所詮は家計簿、されど家計簿です。家計簿は実戦してみと、自分では気づかなかった出費や支出の傾向を把握する事ができ、そのデータを参考に支出を見直す事ができます

「貯金をしたくてもなかなかできない」という人は、そもそも何にどの程度お金を使っているかも把握していない人が比較的多いと感じています。そういう人は、気が付かないうちに収入に対してお酒やお菓子などの嗜好品の支出が多くなり過ぎているケースや、そもそも必要が無いものに対してお金を垂れ流しているケースがあったりします。

そういった事実傾向を家計簿を実戦する事で把握する事ができ、そこから「お金を貯めるための次の一手」を検討し打つ事ができるようになるのです。

「貯金をしたくてもなかなかできない」という人へ家計簿、是非ともお勧めです。

すでにお金の流れ・収支のバランス感覚を持っていて貯蓄もある方にはこちらの記事もお勧めです。

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小谷村-ふるさと納税-モンベル