初心者向け:初めての登山で登山靴以外ならどんな靴が良いか

登山靴
登山靴
初心者Aさん
初めて登山に誘われました。

登山にはどのような靴で行けば良いのでしょうか?

初心者Bさん
初めて登山に行くけど、これから先、登山を続けるか分からないのに高い登山靴を買うのはちょっと…
初心者Aさん
インターネットで調べると登山には登山靴やトレッキングシューズでなければならない!みたいな記事があふれていますが、スニーカーじゃダメなんですか?

今回はこのような初めての登山あるあるな疑問にお答えします。

必ずしも登山靴でなくとも良いと言うのが自論ですが、全ては状況次第なので、その辺も含めて解説します!

目次

登山に最適な靴は登山靴

最初に結論から言うと登山に最適な靴は登山靴・トレッキングシューズです。

そりゃそうですよね、登山という特定の目的に特化して作られた靴なんですから。

多くの登山靴は以下の面で他の靴より優れています。

  • 防水性・耐水性(水に浸かっても水がしみない)
  • 足首を包み込んだ防御力(捻挫・怪我しにくい)
  • 硬い靴底で、岩場など登山独特の地面からの突き上げでの疲労軽減
  • かかと周辺の安定感(ブレない=ふらつかない)

つまり、登山に行く際に登山靴やトレッキングシューズで行けば、当日の「快適さ」が段違いに良くなる訳です。

しかし、初心者が数万円もする登山靴を買わなければ登山に行ってはならないのか…と言うと、上記の登山靴の利点を捨てても我慢できるならそんな事はないと考えています。

登山には登山靴でなければならないのか

登山には登山靴が最適ですが、登山靴でなくとも登山は出来ます

例えばですが…

2016年、鳥取で行われたロングトレイル・イベントのために初来日したレイと奥様のジェニー・ジャーディンを、イベントに参加した筆者が撮影した。ふたりともナイキのランニングシューズを履いているのが確認できる。
「山と道JOURNALS:チープ・ハイク〜お金をかけないでULハイキングをする法【#2 フットウェア編】2018_06_05

全長50kmの山岳マラソンに出場した先住民女性。スカート&サンダルでまさかの優勝
Trends 2017.06.01
[Spotlight]

2つ目の山岳レースにサンダル履いて優勝というのは極論ですが、状況に応じて登山靴以外でも登山に行く事は可能です。
しかし、あくまでも状況によります

登山靴でなくとも初心者が登山に行ける3つの状況

1.目的地の環境

登山といってもその目的地によって環境は全く異なります。

  • 森林限界(高緯度地方や高山において,森林が成育しうる限界線。)より標高が高いか低いか。
  • 登山道は整備されているのか、もしくは登山道以外のルートを通るのか、整備されていない廃道を通るのか
  • 道がぬかるんでいるのか、凍っているのか。
  • 岩のぼりなどをするのか否か

森林限界より下で、整備された登山道があり、道が凍っていない・ぬかるんでいない、岩登りをしないような状況であればランニングシューズなどで行っても困る事はそうそうないでしょう

ただし、登山時独特の地面からの突き上げでの疲労感や疲労からくる状況判断力の低下などは考えていません。

2.当日の気候や天候

春夏秋冬のどの季節で行くのか、当日は晴れなのか、雨なのかによっても状況は一変します。

例えば、夏の富士山は海外からの旅行者などに至ってはハイヒールで来ている人もいたりと割と驚かされたりしますが、まぁ初心者でも割となんとでもなるケースがあります。

しかし、真冬の富士山では下手をすればすぐに死んでしまうような過酷な環境になります。

山では雨が降れば登山道が川と化すようなところもあります。

岩だらけの登山道ならば雨が降ればとても滑りやすくなる事でしょう。

滑りやすい岩ばかり・ぬかるんだ泥の登山道にテニスシューズのように靴底が平らなスニーカーなどを履いていけば、滑って転倒を何回繰り返すか….まぁ、大変なことになるでしょうね

3.本人の技術・体力レベル

上記の「山岳レースをサンダルで優勝」も良い例ですが、どんなに悪路であっても、それを踏破する高い技術・経験を持っていれば、何を履いていても問題はないでしょう

しかし、技術や経験、体力がなければ、登山靴を履いていても捻挫することだってあります。

どんな状況になっても危機的状況を自分自身で回避できるのであれば、そのレベルに応じて装備にも幅が広がるということです

登山靴・トレッキングシューズ以外での初心者にオススメの靴は?

もちろんMurabitoのオススメは第1位は登山靴・トレッキングシューズですが、
それ以外で登山に行くのであれば以下の順ですかね〜。

  1. ランニングシューズ
  2. スニーカー
  3. タウンユース向けのブーツ

ランニングシューズは動きやすさもあり、仮に濡れても比較的乾くのが早く、さらにそこそこのグリップ力もあるので、良いかと思います。

スニーカーも動きやすさで言えば、まぁ、いい方ですね。しかし、滑り易さや怪我もし易いでしょうからそこまでオススメできないです。

タウンユース向けブーツですが、打撲等の怪我に対しての防御力はありそうで、一見するとアウトドア目的に使えそうですが、「重い」「動きずらい」「一度濡れると乾かない」「長時間履くと疲れる」などのデメリットがあり、またメーカーによっては靴底が非常に滑り易いものもあり、正直勧めできないです。

最終的には自己責任

山での危機的状況は死に直結します

例えば登山道で道幅が30cm程度でかつ道の両脇が切り立った崖だったとします。その道が「数日前の雨」、「朝露」や「霜」でぬかるんでドロドロの道だったら…ツルッと滑った時点で死亡確定です

そういった場所が山の中にはあります。また、これらは標高が低い山でもある場合があります

「自己責任」という都合の良い言葉で片付けるのもなんですが、他人様に迷惑のかからないように、楽しみましょう。

でも初心者を登山に連れて行く際に、上記のような危険箇所が多い所を目的地にする事は、まぁ無いと思います。

例えば、高尾山のような、危険箇所が少なく整備された登山道があり、天候や季節に恵まれタイミングであればランニングシューズでも行けます。

そこで登山が好きになってから、トレッキングシューズ・登山靴などを揃えても遅くはないかと考えます。

初心者登山道具