虫歯治療の詰め物をセラミックにして歯の寿命を延ばす

むし歯治療に銀歯でなくセラミックを使用する

少し前にむし歯治療跡の詰め物が外れてしまって歯科医に通っていたMurabitoですが、皆様、潤い足りていますか?

歯医者さんに通うのって痛いし、なんでか1回で全部治療してくれないので何回も通わなければならず、できればあまり行きたく無いのですが、私の場合は数年スパンで詰めて(削った歯に被せて)ある金属(銀歯)が外れてしまうので、数カ所の詰め物をしている歯をそれぞれ2〜3年に一度は治療せざるを得ない状況です。

そして詰め物が外れる度に内側にむし歯(二次虫歯)があることが大半で、被せ物が取れるごとに歯を削るので、どんどん自分の歯が無くなっていっている状況でした。

このまま歯を削り続けたら、いずれ無くなって入れ歯になってしまう!と考え、なるべく自分の歯を残すために出来る最善の治療法について検討し、詰め物を金属(銀歯)ではなくセラミックにしてみました。

そこで今回は私自身の実体験に基づき詰め物としてセラミックを導入した理由について取り上げます。

私と同じように定期的に詰め物の内側に二次虫歯ができてしまう方の、今後の治療方針を検討する材料になればと思います。

目次

金属(銀歯)の詰め物のメリット・デメリット

それではまずは詰め物の種類、今回は大雑把に銀歯とセラミックのメリット・デメリットをザックリ記載します。

メリット

まずは保険診療適応になる通常の金属、つまり銀歯の詰め物です。

銀歯のメリットは日本国内では国民健康保険の適応範囲内ですので、まず第1に治療費が安いことです。大体の値段は恐らく2,000円程度でしょう。

また、金属ですので、詰め物自体の強度があり、セラミックと比較して詰め物の金属が割れたり欠けたりすることはほぼ無いでしょう。

デメリット

銀歯等の保険適応の金属製詰め物のデメリットは、まず第1に見た目が悪い点ですね。
口を開ければと遠くからでも銀歯がキラリと光るのが見えてしまいます(個人的には重要な要素では無いですが)。

第2のデメリットは金属アレルギーを引き起こすリスクがあることですね。これはまぁ、どうしようもないことなので、個人的には諦めていたりします。

第3のデメリットは詰め物である銀歯を固定するのに使用する接着剤(セメント)が劣化しやすく、それでいて詰め物が外れないことです。ちなみに詰め物の素材で接着剤の種類は変わるそうです。

セラミックの詰め物のメリット・デメリット

セラミックはガラスや陶器のような素材でできた詰め物です。

メリット

セラミックを使用するメリットはまず第1に、見た目がきれいな点で、詰め物自体が白いので、治療跡が目立ちません。

第2に金属を使わないので、金属アレルギーになる恐れがありません

第3のメリットは詰め物を固定する接着剤が劣化した場合は、比較的、詰め物を固定できずに詰め物が外れてしまうことです。一見するとデメリットのようにも聞こえますが、後述しますがこれはメリットであり、私がセラミックを導入した大きな理由です

デメリット

詰め物にセラミックを利用するデメリットは何と言っても保険適応外になるため、治療費が高額になる点でしょう。私の場合はザックリ64,000円程度かかりました。

2つ目のデメリットは素材が陶器ですので、金属と比較すれば耐久性が劣ります。特に噛む力が強い人などは詰め物が欠けてしまう可能性があります。

詰め物の中がむし歯になる理由、接着剤の劣化という要素

詰め物を治療箇所に固定するためには接着剤(接着剤やセメント等)で固定することになります。

しかし、長期間使用しているといづれ接着剤自体も劣化を起こします
銀歯を利用した際は接着剤は長期使用で劣化すると接着剤にヒビが入ったり、一部脱落を起こします

そして接着剤の劣化等によりヒビなどが生じた場合、歯と詰め物に隙間ができる事になります。

この歯と詰め物の間にできた隙間から唾液等を通じて虫歯菌が詰め物の中に入り込み、詰め物の内部で虫歯(二次虫歯)になってしまうのです

ではどうすれば詰め物の中が虫歯になることを避けることができるのでしょうか?
もちろん、歯磨きや定期的な歯科医によるメンテナンスを行うことはもちろんですが、そもそも詰め物の内側が虫歯の場合、虫歯になっている箇所が外からは見えないため、素人がそれを判断することはとても難しいです。

しかし、接着剤が劣化した際に、早々に詰め物が取れるセラミックの場合はどうでしょうか?
取れた時点でまず歯科医に行きますし、見えないところで虫歯が進行することもありません
仮に虫歯が生じていたとしてもかなり軽度な内に治療をすることが可能です。

つまり、詰め物の素材として銀歯よりもセラミックを利用した場合の方が、二次虫歯のリスクが低いという事になります。

これが私が銀歯からセラミックに変更した理由です。

最後に

さて、今回は虫歯治療で私の実体験で詰め物を銀歯からセラミックに変更してみた理由について記載してみました。

セラミックは治療費も銀歯と比較してまず「桁」が1個違ったりしますが、しかし、自身の二度と再生しない歯とお金を天秤にかけた場合、私の場合は6万円程度の金額より自身の歯の方が重要であるという結論に達したため、セラミックを導入しました。

この辺の考え方はそれぞれの状況によるので、一概には言えませんが、自分の歯と長く付き合っていくために、予防治療だけでなく、治療自体もとても重要だと考えます。

現在、虫歯で治療中の方は一度検討してみる価値はあると思います。

できればおじいちゃん・おばあちゃんになってもできる限り自分の歯で美味しく物を食べたいものですね。

ではでは。

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