日程:2018/09/23
地域:奥多摩(東京都)
天候:曇り
積雪量:なし
人数:単独1名
今回の目的地は東京都奥多摩の「海沢単勝路(うなざわたんしょうろ)」です。
海沢単勝路は奥多摩の大岳山(おおたけさん)の北側斜面を沢沿いに登るルートで「山と高原地図」では破線ルートになっています。ちなみに国土地理院の地図に登山道は載っていませんでした。
それで海沢単勝路を目的地としたのは、red_sugarさんのツイートを見たら「写真撮りに行きたい!!!」ってなったので、取り敢えず行ってきました!
本日は奥多摩にある海沢探勝路へ、以前から話は聞いていましたが。
実際行ってみると奥多摩で一番「すげぇ」と思えるコースでした。
大滝までの間、出てくる景色がすべて撮影課題のようなコースで
ここで写真の練習するとメキメキうまくなりそうです……。 pic.twitter.com/uzQmvUMUpd— red_sugar (@sakemaro_red) 2018年9月17日
- 海沢単勝路経由で大岳山の登頂データ
- Rush28の沢沿い登山での使用感
- カンパラパックの沢沿い登山での使用感
- 装備の重量一覧や装備紹介
目次
海沢探勝路、大岳山ってどんな山?
大岳山(おおだけさん、おおたけさん)は、東京都西多摩郡檜原村、奥多摩町の境界、奥多摩山域にある標高1,266.5mの山。標高はさして高くないが、個性的な山容を備えた奥多摩の名峰である。日本二百名山及び花の百名山の一つに数えられる。
古くから農業の神として、また火災や盗難の守護神として山岳信仰の対象であった。山頂付近の大岳神社(大嶽神社)は徳川幕府の江戸城守護の祈願が行われていたという。多摩川の南岸にある大岳山、御前山、三頭山を奥多摩三山と呼ぶ。
JR青梅線鳩ノ巣駅又は奥多摩駅から、大岳山北面の海沢渓谷(三ツ釜の滝、ナジレ滝、大滝)・大楢峠・御岳山を経由するコース。海沢園地にトイレあり。海沢園地から大滝経由で大岳山頂に向かう海沢探勝路は、現場の標識では「悪路」、山と高原地図では難路(所要時間不明)、東京都公園協会が発行する登山地図には登山コースとしては明記されておらず、しかるべき装備と準備が必要。
(Wikipedia:大岳山)
海沢探勝路、大岳山のコースタイム
今回は三脚で写真撮って行動していたことからコースタイムよりかなりゆっくりスローハイクしています。
[2018/9/23(日曜日)]
8:09 林道海沢線のトンネル
↓
8:46 海沢園地
↓
8:57 三ツ釡の滝
↓
9:38 ネジレノ滝
↓
10:18 大滝
↓
10:35 大滝と海沢探勝路の分岐
↓
11:21 沢の分岐、大岳山まで1.4kmの看板地点
↓
11:55 沢の分岐から尾根に乗る1100m付近の看板(大岳山まで0.8km)
↓
12:23 鋸山と大岳山をつなぐ尾根(登山道)との合流地点(看板の管理番号:05-620)
↓
12:30 大岳山
↓
13:59 鍋割山への分岐路
↓
14:45 御岳山
↓
15:38 ケーブルカーで下山
海沢探勝路、大岳山のGPSデータ
国土地理院のWebページが重すぎて今回はGPSデータを国土地理院の地図に載せることができませんでした。
無料だとこの辺が限界ですかね〜。
Yamapとか初めてみようかな…
Google Map
海沢探勝路、大岳山の記録
今回撮影した写真の中でも良く撮れてるなってモノをピックアップです。その他にも100枚ぐらい撮りましたが、手振れやら、ピントズレてるやら、何が主題なのか分からない等、お見せ出来ないレベル。
下から2番目の滝の横からのアングルの写真は「山写」さんが載せてらっしゃった構図を真似してみた写真です。現地で撮影して見ると、撮影ポイントで色々な角度から被写体を検討しないとこんな構図中々見えてこないなって事を気ずかされました。
まだまだ修行が足りませんので修行あるのみです!!!
よく撮れた写真
海沢探勝路、大岳山登山の際の装備について
装備重量
以下が今回の装備重量です。
今回は日帰りですが、滝壺や沢の中に入りながら写真撮影をするため、サンダルやタオル、三脚など追加装備が増えている分、重量が重くなっています。あと毎回の課題ですが食料持って行き過ぎですね(汗)。
写真撮るのに時間を充てる為、昼休憩を短くするので昼食はすぐに食べれるオニギリにして、バーナーやコッヘルなどの調理器具は持って行っていません。
装備リスト
ザック
ザックは今シーズンから新たに導入しているパーゴワークスの「RUSH28 SP」となります。前回はテント泊で使用しましたが、日帰りの使用は余裕があって使い勝手が良いですね。
- ザック:パーゴワークス RUSH28
カメラの三脚はザックの中にパッキングしました。
滝で写真撮影している間は、滝壺近くの岩の上にザックを放置していたのですが、滝からの水しぶきを全身に浴びていて、写真撮影が終わる頃にはビショビショになっていましたが、流石のX-PAC製でチョイッと払えば水が飛んで行く撥水性があり、ザックの中までの浸水はありませんでした。
前回のテント泊使用時は重量過多のため、肩周りの血流が滞って、手先がむくんでしまったり、多少の肩こりを感じましたが、今回はギリギリ10kg程度だったので、手のむくみや肩こりは生じませんでした。
やはりこのザックの快適な耐荷重は10kg以下ですね。
- WANDERLUST EQUIPMENT カンパラパック
今回も一眼レフをLowproのカメラバッグに入れて持参しているため、サコッシュは腰巻スタイルで行きたかったのですが、今回は滝壺や沢沿いでの活動時間が長いため防水性が高くウエストバッグにもなる「WANDERLUST EQUIPMENT」さんの「カンパラパック」をチョイス。何気に初デビューです。
Ogawandさんのラップサックと違って汗も吸わないですし、滝壺で写真撮影時にはシコタマ水しぶきを浴びてビショビショになりましたが、カンパラパックが全て水を弾いてくれたため、中身はドライなまでした。
いやー、雨の日など濡れやすい環境では「カンパラパック」は心強い相棒ですね!
服
- ドライレイヤー:Finetrack フラッドラッシュ アクティブスキン
- ベースレイヤー:Finetrack ドラウトエア ジップネック(Amazon)
- パンツ:MOUNTAIN EQUIPMENT ショートパンツ
- タイツ:C3fit インパクトエアーロングタイツ (Amazon)
- 靴下:スマートウール PhDアウトドアヘビークルー
靴
- La Sportiva トランゴ アルプ GTX
防寒具
- パタゴニア ナノエア ジャケット(Amazon)
- モンベル ダウンジャケット
ダウンジャケットやナノエアは濡れないようにシートゥサミットのウルトラシル コンプレッションドライサックに入れて防水対策しました。
雨具
- モンベル ストームクルーザー パンツ Men’s
- モンベル ストームクルーザー ジャケット
- ファイントラック トレイルグローブ(Amazon)
その他
- 国土地理院地形図
- SILVA コンパス(Amazon)
- GENTOS LED ヘッドライト リゲル(Amazon)
- オピネル ステンレススチールナイフ(Amazon)
- エマージェンシーキット
- トイレットペーパー
- 細引き縄
- mont-bell アルパインポール
- SUNTO CORE(Amazon)
- Holux GPS logger(Amazon)
最後に
海沢探勝路、とても奥が深い面白いルートでした。そして、メインの3つの滝以外にも、林道沿いの沢にも下りられるポイントがいくつもあり、その辺もさらって行ったら、もっといくつも撮影ポイントがありそうでした。
私が行ったタイミングは前日も雨で水量が多く、地面もぬかるんでいたので、突撃する気が起きませんでしたが、いづれ再チャレンジして見たいですね!
奥多摩は結構隠れたお楽しみポイントが多くありますね。昔行ったタワ尾根もすごく良かったですし、冬の間は奥多摩の隠れポイントを探すのも良いかもしれませんね〜。
ではでは。