ここ最近は仮想通貨関連の投資に力を入れてきたMurabitoですが、最近はtetherのBitcoin価格つり上げ疑惑によるテザー・ショックやら、コインチェックのNEM盗難など、かなり逆風吹き荒れる日々ですね。仮想通貨の値段も軒並み下落しており、個人的にはこの機に有望そうなアルトコインやICOの追加投資(買い増し)を検討中です。
ただし、私の投資における仮想通貨の割合はそこまで多くはありません。なにせ、仮想通貨は現時点では夢や理想を語って将来の技術的な成功に賭けて投資するものなので、正直、手堅さは全くありません。そんな訳でその他にもチマチマやっています。
そんな中、従来のNISA枠で運用していた投資信託をつみたてNISA枠へ変更しましたので、其の変更手順、主に従来のNISA枠分であるセゾン投信の解約方法について忘備録として説明します。
目次
つみたてNISAとは
つみたてNISAとはザックリ説明だと「長期の積み立て投資をする際に利益が非課税になる制度」のことです。
ただし、対象となる金融商品には販売手数料がゼロであったり、信託報酬が一定水準以下であったり、毎月の分配がないなどの基準があり、現状では対象商品がかなり限られている印象です(2018年2月現在で126)。
つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。
一般NISAとの違い
つみたてNISAと従来のNISAの違いですが、従来のNISAだと期間の5年を超える際にロールオーバーができたのですが、つみたてNISAではできないなど、違いがあります。
SBI証券のページにNISAとつみたてNISAの違いが詳しく説明してありますので引用します。
従来のNISAからつみたてNISAへ変更する理由
私の場合、従来のNISAで「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を1年ちょっとしか実施できておらず、つみたてNISAの方がトータルで見ると期間が長く、非課税総額も高かったため、2018年1月のちょうどつみたてNISA開始のタイミングを機に移行することとしました。
セゾン投信とは
私が積立投資を利用しているセゾン投信には2つのファンド(投資信託)があります。以下はセゾン投信からの説明の抜粋です。
セゾン資産形成の達人ファンド
【販売手数料】 無料
【信託報酬】 年1.35%±0.2%(税込/概算)
【信託財産留保額】 0.10%
長期的な視点で個別銘柄の調査を行うファンドへの投資を通じて世界の株式に分散投資。
本質的価値よりも割安な価格で購入することでリスクを抑えながらより高いリターンを獲得。
30か国以上の国の厳選された企業の株式へ国際分散投資!
私はセゾン投信開始当初「セゾン資産形成の達人ファンド」と「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を二つとも買っておりましたが、「セゾン資産形成の達人ファンド」は信託報酬が年率1.35%以上と高めであったため、当時なかなかの利率を叩きだしておりましたが、解約しました。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
【販売手数料】 無料
【信託報酬】 年0.68%±0.03%(税込/概算)
【信託財産留保額】 0.10%
米国ペンシルベニア州バレーフォージに本社を置く世界最大級の投信会社であり、運用資産残高は約4.2兆ドル(2017年3月末現在で日本円換算で約471兆円、1ドル=112.19円)を誇るバンガードのインデックスファンドを通じて、世界の株式と債券に分散投資。
幅広く分散投資を行うことでリスクに見合ったリターンを得る。
これ一本で世界30か国以上の株式と10か国以上の債券に国際分散投資!
株式と債券の比率は原則50:50!
私の場合は「セゾン資産形成の達人ファンド」との2本立てで運用しておりましたが、現在では「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」1本にまとめて運用しています。
今回は従来のNISAで運用していた「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」をつみたてNISA枠に切り替える方法を説明します。
一般NISA枠解約手順
基本的なつみたてNISA開始の流れは以下の通りです;
- つみたてNISA開始の書類が届く
- つみたてNISAの引き落とし額や口座の書類を返送する
- つみたてNISA枠の口座引落しが開始する
- 従来のNISAの期間内の任意のタイミングで従来のNISA枠の売却をする
まずつみたてNISA開始の注意点ですが、私は上述で「切り替え」と記載しておりますが、実際には「切り替え」ではなく「新規開始」が正しい説明です。
つみたてNISAと従来のNISAはどちらか一方しか選べません。また、従来のNISA枠で運用していた金融商品をつみたてNISA枠へ移動継続することもできません。つまり、つみたてNISAを初める場合は、従来のNISA枠はそこで終了し、つみたてNISAを新規に運用開始することになります。
書類の受領および返送
従来のNISAをやっていた方にはセゾン投信からつみたてNISAについての書類が届いているはずです。そこで、つみたてNISAの引き落とし額や口座の書類に必要事項を記入し返送をしましょう。
つみたてNISA枠の口座引落しが開始
書類が受領されれば、期日がくれば銀行口座からの引落しが開始されます。つみたてNISAの引落しが始まった時点で、従来のNISA枠の引き落としはされないようになっています。
従来のNISA枠の解約
つみたてNISAの口座引落しがされている場合、写真のように「NISA」と「つみたてNISA」の2つの枠が存在することになります。
そこで「NISA」枠の方の「売付」をクリックします。
解約するためには持っている全ての口数を売却します。そこで「全口数指定」を選択し、注文をクリックします。
最後に入力した数字を確認の上、暗証番号を入力し、実行をクリックすれば「NISA」枠の全ての売却が完了です。解約時のタイムラグ
注文してから実際に売却、出金がされるまでにはタイムラグ(6営業日)があります。
具体的には当日注文の締切時間は15時で、それ以降の注文は翌営業日の予約注文として扱われる。約定日は注文日の2営業日目で、解約代金は注文日から起算して6営業日目に銀行口座へ振り込まれます。
手数料について
セゾン投信は解約時に「信託財産留保額」がかかります。実際に解約して出金する金額は注文日の2営業日目の基準価額から信託財産留保額を差引いた価額となります。
最後に
以上がセゾン投信の解約手順となります。実際にやってみた感想としては「思ったより簡単」でした。また、つみたてNISAは長期投資でコツコツと増やして行くのには良い制度だと考えています。従来のNISAですとロールオーバーがあるとは言え、非課税期間が5年ですので、ドルコスト平均法などを駆使した長期投資では間違いなくオススメの制度です。
これを機に長期投資を開始される方は是非とも「つみたてNISA」オススメです!