ミルクスチーマー「The Morning Dream」の開封後レビュー

初めての本格的なミルクスチーマー

私は普段、家では「ネスプレッソ」や「エアロプレス」に「FellowのPrismo」を組み合わせて、なんちゃってエスプレッソを時間のある週末の朝に楽しんでおります。

そんな私が初めての本格的な(一応家庭用)ミルクスチーマー「The Morning Dream」を購入、使用してみたので、レビューしてみました。

「The Morning Dream」はシンガポールのMorning社(カプセル型のエスプレッソマシンなど販売)が出しているミルクスチーマーで、私は京都のコーヒー屋さんでコーヒー器具も多く取り扱っているKurasuさんで購入しました。

デザインとサイズ感

初めてミルクスチーマーとして選んだのは、The Morning Dreamのホワイトカラー。このミルクスチーマーはホワイトとブラックの2色展開ですが、現在使用しているコーヒーグラインダーであるVaria VS3(1st Generation)も白色を使用しており、その色に合わせるためにホワイトカラーを選択しました。

VariaのVS3もそうなんですけど、最近のコーヒー業界の海外製品のデザインってとっても洗練されていてオシャレですよね(語彙力)。このスチーマーのシンプルで洗練されたデザインは、Varia VS3との相性抜群。キッチンカウンターに並べて置くだけで、一気におうちカフェの雰囲気が完成します。

サイズも(W)100mm×(D)378.5mm×(H)238.5mmとコンパクトなので、狭いスペースにもぴったり置くことができます。ホワイトカラーはどんなインテリアにもマッチして、毎朝のコーヒータイムがさらに楽しみになりました。暫くは牛乳の消費量爆上げは間違いないですね。

使いやすさ

起動の速さと操作感

現在、私がなんちゃってエスプレッソを入れるのに使用している器具である、「エアロプレス+プリズモ」や「ネスプレッソ」は、どちらも気軽にエスプレッソライクなコーヒーを淹れれるのが魅力です。それに合わせるミルクスチーマーも、スピード感があればモタつかずにコーヒーを淹れることができます。その点、The Morning Dreamは電源を入れてからの起動時間が爆速で、家庭用エスプレッソマシンでよくありそうなボイラー温めるための待機時間はほんの僅かです。実際は体感で感じるより多くの時間が必要なんでしょうが、正直、体感3秒も無い印象です。

操作も非常に簡単で、有機ELディスプレイで温度やスチームの強さを調整するだけで、初心者の私でも感覚的に迷わず扱えました。

ミルクの種類はWhole milkだけでなく、豆乳やオーツミルクなどの設定がり、ラテやカプチーノ、さらにはヘルシーなミルクベースのドリンクまで自在に楽しめるのも魅力です。

ミルクスチームの前後でスチームの空ぶかしをするのですが、液晶長押しの後に物理ボタンでスタートといった誤操作が防げるようなステップでの操作が敢えて必要になるため、小さい子供がいる家庭でも、誤操作による火傷などの怪我もある程度防げて安心できるのはGoodポイントですね。

スチーム性能とミルクの質感

The Morning Dreamのスチーム性能には良い意味で驚かされました。正直家庭用マシンというより、業務用もいけるのでは無いかというほどパワフルです。流石に短時間で数十杯入れれる程の耐久性は無いと思いますが…。

ストップウォッチで実測した訳ではありませんが、体感的に30〜40秒程度で1回のスチームが完了する印象です。

エアロプレス+プリズモで抽出したコーヒー(なんちゃってエスプレッソ)は、風味豊かで濃厚なとても気に入っているのですが、このスチーマーで作るシルキーで艶々なミルクフォームを加えると、まるでオシャレなカフェで頂くラテのような仕上がりにすることができそうです。

ラテアートも楽しめる…ハズ

生まれて初めてラテアートに挑戦してみましたが、意外とそれっぽく仕上がる…程、世の中は甘くはなかった!

いやー、流石に初見のぶっつけ本番でラテアートできたらバリスタ要らないってなるわね。ただぶっつけ本番でもシルキーなミルクフォームは作れた、というより泡作りすぎて、カプチーノっぽくなってしまいました。

ということでラテアートの是非は扱う人のスキル次第ですね。

ともあれ、ミルクを加えたドリンクはミルクの甘さとコーヒーの風味が合わさって、至高のひとときを演出してくれたのでまずは大満足!

ラテアートについては伸び代しか無いと思って、早くツヤツヤなフォームミルクが作れるように、暫く練習あるのみ!暫く牛乳いっぱい買わないとな。

【1週間程度使用しての追記】 自宅にマシンが届いてから、1日1回毎日カフェラテを作っていますが、ようやくハートが描けるようになりました。まだ気を抜くとカプチーノになってしまいますが、正直この「The Morning Dream」のポテンシャルの高さをマジマジと感じています。

既にある程度ラテアートが描ける人や、「ネスプレッソ」、「エアロプレス」や「Flair 58」などのエスプレッソマシン等を持っている人には、間違いなくオススメできるアイテムですね。

温度管理のスゴさ

The Morning Dreamはレーザー温度モニタリング機能のおかげで、初心者でも失敗知らずです。設定されている目標温度に到達すると、自動でスチームが止まるので、熱すぎて膜ができたり、ぬるすぎたりする心配が無いところもお気に入りポイントです。

これは地味に便利な機能で、普通はミルクジャグが熱くて持てなくなりそうになったらスチームを止める、のような操作になるのと思います。このスチーマーはミルク水面の温度をセンサーで計測して目標温度に達した時点で自動的に止まります。

ミルク撹拌している最中にスチーム止めようとして、アタフタしてしまい、泡立ってしまったり、スチームが水面より上に飛び出てミルクが飛び散ったりといった失敗が全部無くなるので安心して使えます。

赤外線センサーがノズル付け根についています。

さらに、エアロプレスでコーヒーを入れる場合、浅煎りから深煎りなど使用する豆を自由に選べるため、焙煎度に合わせてミルクの温度調整することで、より好みのドリンクを作れます。プリセット機能も便利で、毎回同じクオリティのミルクフォームを簡単に再現できます。

価格と購入方法

「エアロプレス+プリズモ」、「ネスプレッソ」や「Flair 58」などエスプレッソを抽出できる器具を既に持っていれば、このミルクスチーマーは間違いなく「次のステップ」になると思います。正直、最初は価格が少し高いかな?とも思いましたが、使ってみて納得。この性能でおうちカフェのクオリティがここまで上がるなら、むしろお得だと感じます。

私の場合の購入先は、Kurasuの公式サイトから事前予約でホワイトを購入しました。

The Morning Dreamは、「エアロプレス+プリズモ」、「ネスプレッソ」や「Flair 58」などを使ってエスプレッソを淹れているコーヒー好きにとって、理想的な相棒ですね。初心者でも扱いやすい操作性と、プロ顔負けの仕上がりを実現するスチーム性能で、毎日のコーヒータイムが特別なものに変わります。自宅でカフェのようなラテやカプチーノを楽しみたい方にはぜひおすすめしたい一台です!

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