ESTA申し込み方法と米国入国審査時の経験談

年末年始、ご旅行に行かれる方もいるかと思いますが、皆様潤い足りていますか?

先日、アメリカに10年ぶり位に行きましたが、ESTA申請後の入国時対応が10年前からは結構変わっていたので、一度、ESTAや入国時の対応についての経験談をまとめます。
渡米が初めてな方の事前のイメージトレーニング(笑)、ちょっとした不安が取り除ければと思います。

目次

ESTA(エスタ)とは

現在、アメリカ旅行やアメリカ経由での旅行に行く際に「ESTA(エスタ)」の申請が義務ずけられています。

米国渡航者のESTA申請

電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization: ESTA)は、米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されています。米国に短期商用・観光等の90日以内の滞在目的で旅行する場合(米国における乗り継ぎ含む)は、査証(ビザ)は免除されていますが、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければなりません。

外務省:米国へ渡航される方へ:ESTA(電子渡航認証システム)に申請してください

外務省Webページ記載によれば

  • 渡米または米国の空港を乗り継いで(トランジットで)他国へ行く際に必要
  • 旅行より事前に申請(14USDクレジットカードまたはpaypalでの支払い)完了が必要
  • 申請されていない場合は入国拒否される可能性がある
  • 一度申請認証を受ければ2年間有効
  • パスポートが切れたら2年以内でも無効
  • パスポート新規申請、名前や性別の変更等があった際も際申請が必要

とのこと。

ESTAの申し込み方法

米国国土安全保障省のWebサイトから申請します。ちなみに日本語表示も出来ますので、割と簡単にできるかと思います。

ここで申請画面を進めると、免責事項の表示が出ますので、記載を読んで内容を理解して先に進みます。
(ざっくり要約すると申請内容を意図的に誤魔化したりすると入国拒否されたり犯罪になり、支払ったお金の返金は無いことを理解したよって内容)

次はようやく申請情報の入力です。入力内容は以下の通り

申請者名:
生年月日:
出生した市:
出生国:
性別:
パスポート番号:
パスポート発行国:
パスポート発行年月日:
パスポート有効期限:
国籍のある国:
他国の市民ですか?:(パスポート発行国以外に国籍がなければ「いいえ」を選択)
両親の名前:   
自宅住所:
電話番号:81(国番号) xx-xxxx-xxxx(最初のゼロを取る)
Eメールアドレス:
雇用者(会社)名:
住所(会社住所、国):
渡航目的が他国乗り継ぎ?:(渡米目的の場合は「いいえ」)
米国での連絡先:(滞在するホテル等の情報)
住所(米国連絡先の):
電話番号(米国連絡先の):
緊急時連絡先:(家族などの連絡先)
電話番号(緊急時の):81(国番号)xx-xxxx-xxxx(最初のゼロを取る)
Eメールアドレス:

必要情報を入力したら、適格性の情報を入力します。特に難しいことはなく、ありのまま入力しましょう。
入力内容の確認が完了したら申請番号が表示されます

申請番号は後日確認する際に必要になりますので、メモするなり、スクリーンショットとるなりして必ず記録を残しましょう。

申請費用の支払い

ここまで完了したら、ようやく費用の支払いです。支払いは$14(USD)でクレジットカード、デビットカード、またはPaypalでの支払いのみとなります。


[注意]:
申請直後やサーバーが混み合っている場合は支払い画面に進めない場合があります。今回わたしが申請した際は3時間後ぐらいに申請できるようになりました。その為、支払い画面に進めない場合は少し時間をおいて再度見てみましょう。画面を消しても申請番号や旅券番号、生年月日を入力する事で再度支払い画面へ進むページを表示できます。

支払いが完了した後に渡航認証が完了した事が確認できますので、そのページを印刷しておくと良いかと思います。

実際の入国時の体験(入国審査)

通常、入国時は「出入国カード」などのカードを記載するのですが、なぜか今回は記載することがありませんでした。CAさんの話を聞いていると、どうやら留学生などが持っているJ1やF1等のビザを持ってない人はカード記載はしなくて済んだようです(2017年12月渡米時)

しかし、その代わりに10年前の渡米時にはなかった手順がありました。それは「Automated Passport Control (APC)」と呼ばれる入国審査の自動化です。何のこっちゃですが、入国審査の際に「ESTA」って書いてある看板の列に進むと謎のATMみたいな機械がおいてあります。この機械にて入国審査を完了する画期的なシステムです。しかもちゃんと日本語対応です!

この機械にて以下をサクッと確認します。

  • 同行者の有無確認
  • パスポートの顔写真ページの読み込み
  • 氏名等の確認
  • 従来の「税関申告書」にて聞かれる内容(アルコールや生き物、生物、大量の現金(1000万ドル)の持参の有無)の確認
  • 顔写真の撮影(メガネや帽子とって笑顔で!)
  • 指紋の採取(9.11テロ以降やってますよね)
  • 同行者も上記の繰り返し

ちなみにこの入国審査の自動化ですが、そのまま入国審査官の対応をしなくて良いケースと、審査を受けるケースがあるみたいです。私は、審査を受けましたが、特に従来の「観光/ビジネス?」「滞在期間は?」などを聞かれて終了しました。

入国審査終了後はbaggage claimにて荷物を受け取り、中身について確認後に入国します。乗り継ぎがある場合、国内線乗り継ぎの場合は荷物を受け取理ますが、国外線の乗り継ぎの場合は荷物を受け取らずに乗り継ぎをします(使用する航空会社が乗り継ぎで異なる場合は受け取るケースもあるかと思いますので、その辺はよく確認しましょう)。乗り継ぎの際は再度セキュリティチェックを行います。

以上が、この度のアメリカ入国に際してのESTA申請方法や入国時に気になった点となります。

アメリカはニューヨーク、サンフランシスコ等の都心部だけでなく、セドナ、イエローストーン、ヨセミテ、グランドキャニオン、アンテロープキャニオン、といった自然も沢山あってとても魅力的な国です。そんな「アメリカに行きたい!」と旅を計画する際の助けになればと思います。