およそ4ヶ月ぶりに登山に行ってまいりましたMurabitoですが皆様潤い足りていますか?
かなり久々の山行でしたので宿敵「足つり」が不安でしたが、とりあえず日々のランニングとスクワットで足回りが衰えないようにし、もしもの時の「お守り」として病院で芍薬甘草湯を処方してもらって挑みました。
今回は友人のお誘いのため、ソロではなく計2名での登山で、目的地は奥秩父南部の倉掛山(くらかけやま)です。
天候は晴れで風も穏やかで素晴らしい登山日和となりました。関東では前々日から前日朝にかけて降雪もあり、誰にも踏み荒らされていないフッカフカのスノーハイクを満喫することができました。
日程:2018/2/3
地域:奥秩父南部(山梨県山梨市と甲州市との境)
天候:晴れ
積雪量:約10〜40cmぐらい
人数:2人
目次
倉掛山ってどんな山?
倉掛山(くらかけやま)は、山梨県山梨市と甲州市との境にある標高1,776.5mの山である。奥秩父の山域の一つ。
柳沢峠から入ると三窪高原の先にある山。頂上から広瀬湖を見下ろせる。
(Wikipedia:倉掛山)
位置的には奥秩父南東部、大菩薩嶺の北側に位置する山で、標高も程々。森林限界も超えてなく、リハビリ登山にはちょうど良い山行となりました。ちなみに倉掛山は初めて登ったのですが、今回たまたま降雪直後に登りましたが、雪化粧のこの山は本当に綺麗で静かでオススメの山です!!!
今回のルートについて
今回のルートは「山と高原地図(昭文社)」には掲載されていません。国土地理院の地図には登り始めから「1663mの尾根」までのルートは「道」として載っていますが、そこから先の下山に使用した防火帯の尾根は登山道ではありません。登山道以外のルートを通る際は、地図読み、ルートファインディング等の技術を持っていることが最低条件となりますので、読者の方々もあくまでも自己責任にて登山をお楽しみください。
8:32頃 御屋敷(青梅街道)
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10:50頃 伝通院の手前辺り
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12:28頃 絵図小屋山
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12:45頃 鞍部にて荷物デポ
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12:52頃 倉掛山
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13:04頃 鞍部にて荷物回収
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絵図小屋山
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14:06頃 1700m三角点 萩尾
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14:20頃 1663mの尾根(ハチワリ山)
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15:46頃 防火帯の尾根をつたい下山
GPSデータ
Google Map
国土地理院地形図
GPSロガー
GPSロガーについては「HOLUX GPSロガー M-241」を使用しています。
このGPSロガーは小さい上にBluetoothでPCにデータを送れるところが気に入っています。Mac UserならHoudahGPSというソフトを使いデータを読み込めます。稼働時間は単三電池1本で12時間程度なので、登山時に持参しても邪魔にならない大きさで、丁度日帰りの行動時間を単三電池1本でカバーできます。
個人的に便利で気に入っている点として、経度緯度の位置情報を表示できる点です。これは道迷い時に結構役立つもので、地形図などに予め目安となる座標を記載しておけば、迷った際の参考情報として活用することができる強い味方です。
登山の記録
前々日から前日にかけての降雪により、道は基本的に消えていました。そのため、登るべき尾根や方角を定めてただひたすらに突き進むスタイルとなります。
登り始めの際は、鹿避けネットもたくさんあり取り付き箇所がよくわからず少し迷ってしまいました。
しかしながら降りたての雪山はいいですね!!!積雪量もラッセルする程ではなく、他に登山者も全く居なく、ただひたすらにパウダースノーの銀世界が一面に広がっておりました。足跡も私達の足跡のみ。ふかふかのパウダースノーに一番最初に自分達のトレースをつけれるのって何か幸せな感じがします(頭オカシイ)。
下山ルートの1663mからの幅広い防火帯の尾根を降るルートは、アイスバーンなら少し怖く感じるところですが、フワフワのパウダースノーであったため、のどかでゆったりと膝にも優しい最高の下山ルートになりました。
写真
装備について
装備リスト
ザック
ザックは前回に引き続き、ウルトラライト製品であるNorthFaceの「FP Hybrid40」です。今回のルートでは若干の藪漕ぎがあり、穴開きを心配しましたが、耐久性に関しては多少の藪漕ぎならば特に問題なく使用できました。流石に南アルプス南部のような所でハイマツ漕ぎなどをしなければ問題なさそうな使用感ですね。
服
- ドライレイヤー:Finetrack フラッドラッシュ アクティブスキン
- ベースレイヤー:mont-bell ジオライン3Dサーマル ロングスリーブジップシャツ
- アウターシェル兼レインコート:パタゴニア レフュジティブ・ジャケット (Amazon)
- パンツ:Finetrack ストームゴージュアルパインパンツ (Amazon)
- タイツ:C3fit インパクトエアーロングタイツ (Amazon)
- タイツ(防寒):mont-bell ジオライン ミドルウェイト(Amazon)
- 靴下:スマートウール PhDアウトドアヘビークルー
靴
- La Sportiva トランゴ アルプ GTX
防寒具
- パタゴニア ナノエア ジャケット(Amazon)
- モンベル ライトアルパインダウン ジャケット
- モンベル アルパイングローブ
雨具
- モンベル ザックカバー
- モンベル ストームクルーザー パンツ Men’s
調理器具
- バーナー:エスビットチタニウムストーブ [15g] (Amazon/楽天)
- 風防:TOAKS チタニウム ウインドスクリーン [15g](Amazon)
- コッヘル:EPIgas バックパッカーズクッカーS [140g] (Amazon)
- 燃料:Esbit 固形燃料ミリタリー14g (Amazon)
- 割り箸
その他
- 国土地理院地形図
- SILVA コンパス(Amazon)
- GENTOS LED ヘッドライト リゲル(Amazon)
- オピネル ステンレススチールナイフ(Amazon)
- エマージェンシーキット
- トイレットペーパー
- mont-bell U.Lツェルト(Amazon)
- 細引き縄
- サングラス
- ペツル 10本爪 アイゼン
- mont-bell アルパインポール
- GPSロガー:HOLUX GPSロガー M-241(Amazon)
最後に
やはり積雪のある状態だと、ルートファインディングが急に難易度が上がるのを久々の登山で再認識しました。もちろん登山者の多い山であれば特に問題ないかと思われますが、一人の登山者にも会わないような山で登山道以外を進むのは、まだまだ勉強&経験が私自身も不足していると感じました。今回の同行者はその点経験豊富なため少し頼りがちになってしまっていますが、この点は徐々に経験を増やしていきたいです。
しかし、たまたま直前に雪が降ったために、思いがけないパウダースノーを満喫できたスノーハイクとなりました。のんびりした山歩きに倉掛山はオススメです。